ロンドン –
世界保健機関(WHO)は金曜日、アフリカ大陸でウイルス感染拡大と闘う中、より早くワクチン接種をアフリカに届けるため、GAVIやユニセフなどのパートナーが、国連保健機関による承認前にMPOXワクチンの購入を開始できると発表した。
従来、低所得国のワクチン購入を支援するGaviなどの組織は、WHOの承認を得て初めてワクチンの購入を開始できる。しかし、WHOの承認が数週間以内に予定されているため、今回は交渉を進めるために規則が緩和された。
デンマークのバイエルン・ノルディック社と日本のKMバイオロジクス社が製造した2つのワクチンは、すでに米国や日本を含む世界中の規制当局によって承認されており、2022年からMPOXの治療に広く使用されている。米国だけで約120万人がバイエルン・ノルディック社のワクチンを接種している。WHOは9月にワクチンの緊急使用許可を与える予定である。