サンフランシスコ –
人工知能（AI）時代に苦境に陥る前はコンピューター時代の寵児だった米国の半導体大手インテルにとって、状況は全く違っていたかもしれない。
約7年前、同社は当時、生成型人工知能と呼ばれるあまり知られていない分野に取り組む新興の非営利研究組織だったOpenAIの株式を購入する機会があったと、その議論を直接知る4人の人物が語った。
関係者３人によると、両社の幹部は２０１７年と２０１８年の数か月間、インテルが１０億ドルで株式１５％を取得するなど、さまざまな選択肢を協議した。また、インテルが原価でスタートアップ企業向けにハードウェアを製造することを条件に、オープンＡＩの株式１５％を追加取得することも協議したと関係者２人が語った。
