西日本旅客鉄道が鉄道保守用ロボットを導入へ
2024年6月28日 17時13分
西日本旅客鉄道(JR西日本)は、線路沿いの定置部分の塗装や倒木の伐採といった保守作業を担う人型ロボットを導入する。
JR西日本は木曜日、このロボットを7月に京都・大阪・神戸エリアで運用する予定であると発表した。
鉄道会社は、ロボットを活用して高所での危険で重労働な作業を代行することで、労働力と安全性の向上を期待している。
このロボットは建設車両に搭載され、2本の腕を使って最大12メートルの高さで作業することができる。
このロボットは最大40キログラムの重さの物を持ち上げることができ、腕はチェーンソーやブラシなどの道具に置き換えることもできる。
ロボットは、建設車両内から作業員がゴーグルを装着してロボットのカメラからの映像を見て操作します。
ロボットが掴んだ物の重さや感触が操作レバーに伝わり、「操作者はまるで自分で作業しているかのようにロボットを動かすことができる」とJR西日本の長谷川一明社長は語った。
同社によると、ロボット導入により作業に必要な人員が約3割削減されるという。JR西は効果を検証しながら、導入台数の拡大や他社への販売も検討する。