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中国は岸田氏の辞任後も日本との関係を安定させる意向

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中国は水曜日、岸田文雄首相が次期与党総裁選に出馬しない意向を表明し、辞任に至ったことを受けて、日本の状況を注視しており、首相の退陣後も両国関係の安定化に努める意向であると述べた。

中国外務省は共同通信に提供された声明で、日本を「重要な隣国」と呼び、日本国内の政治についてはコメントしないとした。しかし、中国は日本との「戦略的かつ互恵的」かつ「建設的かつ安定した」関係を推進したいと付け加えた。

中国のソーシャルメディアでは、昨年8月24日に始まった福島原発の放射能汚染処理水の放出をめぐる日中両国の対立に関するコメントが多数投稿され、ネットユーザーらは岸田氏の後継者がこの問題にどう対処するかを懸念している。

ソーシャルメディアユーザーの中には、岸田首相が「放射能汚染」水を海洋放出したことを批判する者もいたが、一方で後任が汚染水放出に反対することを期待する者もいた。

中国は、2011年3月の壊滅的な地震と津波により原子炉燃料のメルトダウンが発生した福島第一原子力発電所からの処理水の放出に激しく反対している。

放水開始直後、北京は日本産水産物の全面輸入禁止を発動し、両アジア隣国の関係を悪化させた。日本は中国に対し、できるだけ早く輸入禁止を解除するよう求めている。

中国が自国の領土であると主張する台湾や、スパイ容疑による北京の日本人拘留など、他のいくつかの問題でも日中関係は緊張している。

岸田外相は昨年11月にサンフランシスコで中国の習近平国家主席と、また5月にソウルで李強首相と会談し、戦略的かつ互恵的な二国間関係を推進するという両国の方針を確認した。しかし、関係改善の進展はほとんど見られない。

ある中国人のソーシャルメディアユーザーは「次期首相が誰になっても、日本は親米・反中国の姿勢を維持するだろう」と述べた。

韓国外務省当局者は水曜日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領政権と関係改善に取り組んできた岸田氏の辞任後も両国関係の好調な勢いが続くよう韓国政府は尽力すると述べた。

同当局者は「来年は韓国と日本の国交正常化60周年に当たる。政府はこれを両国関係の向上に向けた機会として活用する予定だ」と述べた。

台湾外務省は、9月に行われる日本の与党・自民党総裁選の結果が、台湾と東京の間の「既存の善意と友好関係に影響を与えることはない」と述べた。


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