ロンドン –
ロイターが確認した税関データによると、ウクライナ侵攻を受けて米国とEUが2022年3月にロシアへの紙幣輸出を禁止して以来、約23億ドル相当のドル紙幣とユーロ紙幣がロシアに輸出されている。
これまで報告されていなかった数字は、ロシアが現金輸入を阻止する制裁を回避できたことを示し、モスクワが外貨へのエクスポージャーを減らそうと努力しているにもかかわらず、ドルとユーロが貿易や旅行に有用な手段であり続けていることを示唆している。
情報を記録し、まとめている民間業者から入手した税関データによると、現金は、ロシアとの貿易に制限を設けていないUAEやトルコなどの国からロシアに輸送されたことが示されている。総額の半分以上について、原産国は記録に記載されていなかった。