土曜日のパリ五輪男子マラソンでは、エチオピアのタミラト・トラ選手が28キロ地点で先頭集団から抜け出し、21秒差で楽々と優勝した。
2016年リオデジャネイロ大会1万メートル銅メダリストである32歳の選手は、オリンピックマラソンデビューで2時間6分26秒のオリンピック記録で金メダルを獲得した。
「目標を達成できたのでうれしい。一生懸命練習した」と、2022年世界陸上マラソンで優勝したものの、負傷したチームメイトの代わりとして招集されて初めてパリでレースに出場したトラ選手は語った。
エチオピアのタミラト・トラ選手が、2024年8月10日にパリで開催されるパリ五輪の男子マラソンで優勝を飾るべくスタートを切った。(共同通信)==共同通信
東京オリンピック銅メダリストのベルギーのバシル・アブディが2位、ケニアのベンソン・キプルトが3位。トーラが抜け出す前に先頭集団でペースをつかんでいた日本の赤﨑明は、自己ベストの2時間7分32秒で6位だった。
「これまでで一番楽しかったです」と、初のオリンピックに出場した赤崎選手は語った。「自己ベストよりも、トップ8でゴールできたことがうれしいです。アップダウンのあるコースで、2時間8分を切って走れたのは素晴らしいことです。」
地元主催者によると、マラソンのコースは、フランス革命中に庶民が国王ルイ16世をパリに連れ戻すためにベルサイユ宮殿から出発した歴史的な1789年のベルサイユ女性行進のルートをたどったという。
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