日本電信電話の島田明社長は水曜日、グループ会社のNTT東日本とNTT西日本の国内電報サービスを終了する必要があると示唆した。
島田氏は記者会見で「(電報サービスを)いつか終了させる議論は公に進めるべきだ」と述べた。
テレグラムサービスはユーザー数の急激な減少に見舞われている。
しかし、結婚式や葬儀などの行事でメッセージを送るために使用され続けており、廃止には政府の承認が必要になる。
電気通信事業法の附則では、電報サービスがNTT東日本、NTT西日本、KDDIのみに認められると規定されている。
NTTグループの年間電報取扱数は、電信電話公社時代の1960年代に約9500万通でピークを迎え、電子メールやメッセージアプリなどより利用しやすいオンライン通信手段の普及により、約60年間で96%減の約380万通に激減した。
電報の利用目的は、ピーク時には緊急連絡が最も多く86%を占めていたが、近年は祝電や弔電が90%以上を占めている。
NTT東日本とNTT西日本は現在、不採算事業の整理を進めている。
同社は先月、タウンページのイエローページの発行を終了すると発表した。
また、ダイヤル104の電話番号案内サービスとダイヤル177の天気情報サービスも廃止することを決定した。