日本最大の鉄鋼メーカーである日本製鉄は、鉄鋼事業の利益率が改善する中、通期の利益見通しを引き上げ、USスチールの買収案を年末までに完了できるという自信を改めて表明した。
同社の第1四半期である4~6月期の純利益は前年同期比11%減の1576億円(10億ドル)となったが、LSEGのデータによるとアナリスト予想の1087億円を上回った。
世界第4位の鉄鋼メーカーは、鉄鋼事業の改善を見込み、2025年3月期の純利益予想を3000億円から3400億円に引き上げた。それでも、修正された数字はアナリスト予想の3726億円には及ばなかった。