読売新聞
2024年7月19日 15時03分(日本時間)
日本、米国、韓国の防衛当局トップは木曜日に発表した共同声明で、緊密な関係を維持し、三国間の安全保障協力を強化することを誓った。
日本の吉田義偉統合幕僚長、米国のチャールズ・ブラウン統合参謀本部議長、韓国のキム・ミョンス統合参謀本部議長は木曜日、東京の防衛省に集まり、朝鮮半島を含む地域の安全保障情勢について意見交換し、協力を深めるための具体的な方策を話し合った。3か国の防衛当局トップが日本で会うのは初めて。
声明の中で、3者は、北朝鮮の弾道ミサイルの調達と使用の禁止を含む複数の国連安全保障理事会決議に違反して行われている北朝鮮とロシアの軍事協力の強化を非難した。
国防長官らはまた、南シナ海などで中国が力によって一方的に現状を変更しようとする試みに反対を表明した。長官らは台湾海峡をまたぐ問題の「平和的解決」を求めた。
会議には米インド太平洋軍の司令官や日本と韓国の米軍司令官も出席した。
日本と韓国の防衛当局は6月、韓国海軍艦艇が日本の海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射した事件の再発防止で合意した。三者会談に先立ち、吉田外相は水曜日に金正恩氏と単独で会談し、両国の幕僚長級の会合は8年ぶりとなった。
吉田氏は「日韓防衛協力を新たな高みに導く記念すべき第一歩」と語った。
来年、韓国で新たな三国防衛長官会合が開催される予定だ。
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