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K2から転落した日本人登山者2名の救助が中止

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日本の登山用品店を経営する石井スポーツによると、パキスタンにある世界第2位の高山K2から転落した2人の有名な日本人登山家の救助活動が中止された。

長野県出身の平出一也さん(45)と奈良県出身の中島健郎さん(39)は、西壁沿いの未使用ルートを登っている途中、標高約7000メートルから滑り落ちたと、両登山者が所属する石井スポーツが明らかにした。

2人はヘリコプターから発見されたが、急峻な地形やその他輸送上の問題で着陸できず、救助できなかった。2人は転落後全く動いておらず、倒れる恐れもあることから、遺族の同意を得て救助活動の終了を決定した。

石井スポーツは2人の功績を称え、今後もできる限りのサポートを続けていくとしている。

標高8,611メートル、エベレストに次ぐ高さを誇るK2は、パキスタン北部のカラコルム山脈に位置する。

平出氏と中島氏はともに、優れた登山家に贈られる名誉あるピオレドール賞を複数回受賞している。近年、2人は新ルートの制覇や、未登頂の山々の壁の制覇に注力している。

平出さんは伝説の日本の冒険家植村直己氏に敬意を表して創設された植村直己冒険賞も受賞し、中島さんは日本の人気テレビ番組の登山プロジェクトに参加していた。

長野県出身の登山家、平出和也さん。平出さんと登山仲間の中島健郎さんは、K2登山中に7,000メートルの高さから落下した。享年45歳。 | 時事

奈良県出身の登山家、中島健郎さん。中島さんと登山仲間の平出和也さんは、K2登山中に7,000メートルの高さから落下した。享年39歳。 | 時事



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