水曜日のロンドン市場で円は対米ドルで149円台に急騰し、利上げ後の日本銀行総裁のタカ派的発言と受け取られ、3月以来の高値となった。
日銀が政策金利を従来の0~0.1%から0.25%程度に引き上げた後、上田一男日銀総裁が経済データ次第で政策金利をさらに引き上げる可能性を示唆したことから、円は買われた。
東京のモニターには、2024年7月31日に日本円が1ドル149円台で取引されていることが表示されている。(共同)
円は東京市場で午前中は152円台後半で取引されていた。正午ごろの日銀発表直後に151円台まで上昇したが、すぐに153円台まで下落した。しかし、会合後の記者会見での上田総裁の発言を受けて、円は再び上昇に転じた。
円は、日本と米国の金利差が縮小するという市場のコンセンサス、特に米連邦準備制度理事会が年内に利下げを開始するとの憶測が広がる中で上昇した。
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