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日本の村尾、パリ五輪柔道男子90キロ級で金メダルを逃す

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日本の村尾三四郎選手は水曜日、パリ五輪初出場となった男子柔道90キロ級決勝で金メダルを逃した。

23歳の村尾は、東京オリンピック金メダリストのラシャ・ベカウリ選手を相手に技ありの体落としで先制点をあげたものの、接戦となった試合で敗れ、ジョージアの強豪選手が反撃し、この種目でタイトルを防衛した2人目の柔道家となった。

母親が米国出身の村尾選手は、2016年のリオデジャネイロ五輪でベイカー茉秋選手が優勝して以来、この階級で日本人初の優勝者になることを望んでいた。

パリ五輪柔道男子90キロ級決勝で、日本の村尾三四郎選手(青)がジョージアのラシャ・ベカウリ選手と対戦する。2024年7月31日、パリのシャン・ド・マルス競技場で行われる。(共同)==共同

銀メダリストの村尾選手は「本当に残念です。どんな状況でも勝つつもりで準備していたので、自信を持って戦いました」と涙ながらに語った。

「競技で良いパフォーマンスを見せたにもかかわらず、結局、私が切望していた金メダルを獲得できなかったので、悔しいです。」

村尾選手は、48キロ級の角田夏実選手、66キロ級の阿部一二三選手、81キロ級の永瀬貴則選手に続き、パリ大会で日本に4つ目の柔道金メダルをもたらそうとしていた。

パリ五輪柔道男子90キロ級決勝でジョージアのラシャ・ベカウリに敗れた村尾三四郎選手(日本)=2024年7月31日、パリのシャン・ド・マルス競技場(共同)

オーソドックスな内股と大外刈りの足払い技を駆使して戦う村尾は、最初の2人の対戦相手を圧倒して準決勝に進出し、最終的に銅メダリストとなったフランスのマキシム・ガエル・ンガヤップ・ハンボウから2つの技ありを決め、シャン・ド・マルス・アリーナでのベカウリとの決戦に臨んだ。

強豪東海大学で活躍し、昨年の世界選手権で3位になった村尾は、試合開始1分後に技ありを獲得したが、ベカウリは村尾を自らの投げ技で倒し、1対1の同点とした。

試合終了間際の決定的瞬間、村尾選手の投げ技が裏目に出て、ジョージア人選手の反転攻勢で村尾選手が先にマットに背中をぶつけ、両者が倒れたため、審判団はビデオリプレイで試合の決定的瞬間を判定しなければならなかった。

村尾は、ンガヤップ・ハンボウに対して柔道の見本を見せ、片足で跳びはねながらバランスをうまく保ち、フランス人選手を後退させてから「大内刈り」の内足払いで倒して一本を取った。しかし、同じ戦略はベカウリに対しては通用せず、ベカウリは独自の巧みな技でタイトルを守った。

パリ五輪柔道男子90キロ級決勝でジョージアのラシャ・ベカウリに敗れた村尾三四郎選手(日本)=2024年7月31日、パリのシャン・ド・マルス競技場での試合後、反応を示した。(共同)=共同

女子70キロ級決勝では、世界ランキング1位のクロアチアのバルバラ・マティッチ選手がドイツのミリアム・ブトケライト選手を抑え、3度目の夏季オリンピックで初のオリンピックタイトルを獲得した。

日本の新添沙希は、ウズベキスタンのグルノザ・マトニヤゾワを相手にサブミッション勝ちを収め、好調なスタートを切ったものの、その後は調子をつかめず、準々決勝でオランダのサンネ・ファン・ダイクに敗れ、敗者復活戦でもスペインの角田愛に敗れた。

同階級で日本女子の3連覇を目指していた世界ランキング6位の彼女は、非戦闘行為による「指導」のペナルティを何度も受け、ポイントを獲得できるきれいな投げ技を1つも決めることができなかった。

「1年間毎日苦労して金メダルを獲ろうと努力したのに取れなくて悔しい。私以上にみんなが勝ちたかったんだと思う」と新添さんは語った。


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