2024年7月29日 17時35分(日本時間)
パリ — 日曜日のパリオリンピックで、14歳の吉澤ココが女子スケートボードで金メダルを獲得し、15歳のリズ・アカマが銀メダルを獲得した。
競技前半では、選手は45秒間コース内を自由に滑走できる。前半の2回の滑走を終えて、吉澤は赤間に次ぐ2位だった。東京五輪銀メダリストのブラジルのレイサ・リールと世界ランキング6位のオーストラリアのクロエ・コベルという、この競技の有力候補2人がミスだらけの滑走をしたおかげで、吉澤は平均的なパフォーマンスでもその時点でメダルを獲得できたはずだ。
しかし吉澤は、スケートボーダーがボードを270度回転させて1回ひっくり返し、レールを滑り降りる「ビッグスピンフリップフロントサイドボードスライド」で勝つと決意していた。
彼女のチャンスは競技の後半に訪れ、スケートボーダーたちは最高の技を披露する機会を5回与えられた。
最高得点を獲得したランとトップ 2 つのトリックのみが、出場者の総合スコアに加算されます。
吉澤選手はベストトリックステージの2回目の挑戦で得意技の一つを披露し、金メダル獲得の可能性を高めた。
そしてベストトリック部門の4回目の挑戦で、彼女はビッグスピンフリップフロントサイドボードスライドを成功させ、最優秀賞を獲得しました。これは、彼女が練習ではほとんど成功できなかったダイナミックなトリックです。
そのトリックで彼女は96.46という非常に高い得点を獲得しました。
彼女はベストトリックステージで96点以上を獲得した唯一の候補者だった。
「技をきれいに成功させてうれしかったので、両腕を広げました」と彼女は語った。
スケートボードを宙でひっくり返す吉澤さんと、ボードの上で回転する赤間さんは、競技ではライバル同士だが、スケートボードの競技以外でも仲良く、おしゃべりしたりメイクをしたりして楽しんでいる。
「競技中に私を励まし、話を聞いてくれる人がいなかったら、銀メダルを獲得することはできなかったでしょう」と赤間さんは語った。
競技者同士が互いの個性と直面する課題を尊重し合うことで、女子スケートボードは日本の強みの一つとなっている。