2024年7月29日 13時45分(日本時間)
パリ(ロイター) – 日本チームの体操選手たちは、日曜日のパリ五輪デビュー戦でキャプテンとエースを欠いたが、表彰台こそ逃したものの、女子団体決勝に進出する堅実なパフォーマンスを見せた。
オリンピックのわずか数日前に、チームの行動規範に違反して喫煙したとして、19歳の主将、宮田翔子がフランスから帰国させられたことで、10代のアスリートたちのオリンピックの旅は不吉なスタートを切った。
チーム最年長で、20歳の誕生日まであと1か月を切っている牛奥小羽さんは、宮田選手が抜けた穴がチームの雰囲気を悪くしないように最善を尽くしたと語った。
「自分の役割はチームの士気を高めることだと思っている」と跳馬の専門家は語った。「チームメイトには『お互いにたくさん話し合って冷静さを保てば、すべてうまくいく』と言いました。」
今日は本当に楽しい競技だったので、時間があっという間に過ぎました。緊張しましたが、それ以上に楽しかったです。それが一番良かったです。
16歳のチームメイト、中村春香選手は大舞台でのパフォーマンスに満足していた。
「今日は平行棒で、日本ではあまりやらなかった大きな技を成功させることができたので、とても自信がつきました」と彼女は語った。
中村さんは、宮田選手が大会前のトレーニング中や競技直前まで4人の選手に激励のメッセージを送り、遠くから選手たちを引っ張ってくれていたと語った。
床運動で個人戦に出場する唯一のメンバーである岸リナ選手は、選手たちは大きなミスなく16の演技を終え、母国では経験したことのないレベルの歓声と拍手を受けながら、大観衆の前でその瞬間を楽しむことができたと語った。
「本当に素晴らしかった」と彼女は言った。「私たちはまだメダルを目指しています。決勝で何が起こるかは分かりませんが、最後まで諦めるつもりはありません。」
日本は決勝に進出した8チーム中5位で予選を通過し、シモーネ・バイルズ率いるチームUSAが金メダルの最有力候補となっている。女子団体決勝は7月30日に行われる。