2024年7月28日 16時26分(日本時間)
パリ(ロイター) — オリンピック選手村の段ボール製ベッドの頑丈さについては多くのことが語られているが、日本のトップ体操選手、岡慎之介選手にとってはそのテストに耐えられなかった。
土曜日のパリ五輪男子予選初日に力強いパフォーマンスを見せた岡選手は、風呂からの「水漏れ」でベッドの段ボール枠が損傷し、交換を余儀なくされたと語った。
「段ボールが水漏れで崩れてしまったんです。お風呂のお湯から漏れたんです」と、20歳のオリンピック初出場選手は恥ずかしそうに笑いながら言った。
岡さんは、寝ているうちに自分がベッドの上で徐々に沈んでいくのに気づき、フレームが歪んでいることに気づいたという。
「背中がちょっと痛くなりました。パフォーマンスに影響するほどではありませんでしたが、『今後ずっとこんな寝方で寝るのは嫌だな』と思いました。」
段ボール製のベッドフレームは、パリ2024大会の主催者にとって中心的テーマである持続可能性の理由から、東京2020大会で導入された。マットレスは漁網に使われるものと同じ素材で作られており、日本のブランド「エアウィーヴ」が製造している。
オリンピック村の寝具はすべて、大会終了後にフランス軍、パリ・オペラ座バレエ学校、その他の地元団体に寄付される予定だ。