2024年7月28日 13時30分(日本時間)
パリ — 競泳選手の池江璃花子選手は、土曜日のパリ五輪女子100メートルバタフライ準決勝第1予選で57.79秒のタイムで6位に終わり、決勝に進出できなかった。
池江選手は予選ラウンドで14位に終わった。準決勝の中間地点では3位だったが、ペースが落ち決勝に進めなかった。同じ予選ラウンドで泳ぎ、ベスト8に進出した平井瑞希選手とは結果は異なっていた。
「正直に言うと、このレースでは努力が全く報われなかったと感じました」と池江選手はインタビューで語った。話すとき、彼女の声は感情で震え、目は涙で赤くなっていた。どうやらこのレースは、白血病を克服して競技の世界の舞台に復帰した数年間の記憶を蘇らせたようだ。
21年東京五輪ではリレーのみに出場。今年は高校1年生だった2016年リオデジャネイロ大会以来、初めて個人種目に出場した。
病気を抱えながら世界大会に復帰したこと自体が驚きだが、池江選手の闘志は強い。
「結局は勝ち負けの世界なので、勝たなければ意味がない。レースではベストを尽くせず、こんな結果になってしまった。4年後の次の五輪でリベンジしたい」と池江は前向きに語った。