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ニューサム知事、カリフォルニア州のホームレスキャンプの撤去を命令

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ロイター/カルロス・バリア/ファイル写真
2024年4月2日、米国カリフォルニア州オークランド市は、30~40人が車、キャンピングカー、テント、その他の仮設住宅で生活しているエリアの撤去と清掃を命じた。これを受けてボランティアらが、オークランドのニミッツ・フリーウェイ近くのホームレスの野営地で所持品の片付けを手伝っている。

7月25日(ロイター) – カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は木曜日、路上生活者に違反切符や罰金を科すために使われてきた野営禁止法を支持する最近の最高裁判決を受けて、州はホームレスの野営地の撤去を開始すると述べた。

「地元レベルで緊急にこれらの場所を浄化し、公衆衛生と公共の安全に重点を置く時が来た。もはや言い訳はできない」とニューサム知事は、新命令を発表するXに投稿した動画で述べた。

米住宅都市開発省によると、カリフォルニア州のホームレス人口は2023年に18万人と他のどの州よりも多く、その大半が屋外で寝泊まりしていた。

ニューサム知事の行動は、避難所のベッドが空いていないのに屋外で寝た人を処罰するのは違憲とした第9巡回控訴裁判所の判決を覆した6月28日の最高裁の決定を受けてのものだ。

一部の政府機関や地方自治体は第9巡回区控訴裁判所の判決を受けてキャンプ地の撤去を控えたが、キャンプ地を撤去した後に訴訟に直面した政府機関や地方自治体もあった。

知事は州政府機関に対し、健康や安全上のリスクをもたらすキャンプの撤去を優先し、影響を受ける人々に少なくとも48時間前に通知し、彼らのために社会福祉サービスを要請し、彼らの所持品を少なくとも60日間保管するよう指示した。

カリフォルニア州運輸局は、同様の方針に基づき、2021年7月以降11,000以上のキャンプを撤去した。

手頃な価格の住宅が解決策だと考えているハウジング・カリフォルニアのディビア・シブ氏は、ランド研究所の調査によるとロサンゼルスでのこのような清掃活動では長期的にはホームレス人口は減らないということが示されており、ニューサム知事の措置に反対した。

「1、2か月後には人々は戻ってくるだろう。問題は、手頃な価格で支援的な住宅が十分にない場合、彼らはどこに行くのか、ということだ」とシブ氏は語った。

ニューサム政権は、2022~2023年度に16万5000人のホームレスを仮設住宅または恒久住宅に移したと発表した。



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