ホーム Fuji 大学チームが熱中症予測ウェブサイトを作成。6日先の熱中症入院者数を予測

大学チームが熱中症予測ウェブサイトを作成。6日先の熱中症入院者数を予測

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読売新聞
7月上旬、福岡市博多区の炎天下を歩く人々。

名古屋工業大学の研究チームは現在、熱中症で救急搬送される人の数を1日あたり6日間予測している。

愛知、大阪、福岡など東京と7都府県を対象とした予報は、ウェブサイトで公開されている。チームは、この予報を熱中症予防や救急医療に役立てたいとしている。

研究チームは2013~19年の気象データと、病院に搬送された約14万人の情報を分析し、計算式を導き出した。

また、暑さに慣れていない雨期明け直後にリスクが高まることや、各地域の高齢者の割合など、人々の身体的特徴も考慮されている。

これらすべての情報は、毎日更新される気象庁の週間天気予報と組み合わされ、熱中症予報を作成します。

ウェブサイトでは、日本地図上で都道府県ごとに、その日の入院患者数の予想を「24人以下」(ピンク)から「100人以上」(紫)まで色分けして表示。折れ線グラフで最大6日先までの予測を表示している。

気温と湿度に基づく湿球黒点温度(WBGT)暑さ指数は、熱中症のリスクを示す既存の指標ですが、この予測は2日先までしか利用できません。

名古屋チームの予測は最大6日先まで公開されるため、人々は外出や屋外イベントの計画を立てやすくなり、消防士や医療機関は患者の受け入れ準備に時間をかけられるようになると研究チームは述べた。

研究チームメンバーの平田明正教授は、内閣官房プロジェクトの一環として人工知能を活用した新型コロナウイルス感染者数の予測に取り組んだ経験を持つ。

同氏は記者会見で「予測がさまざまな分野で活用されることを期待している」と述べた。

予測はウェブサイトでご覧いただけます:https://heatstroke.jp/



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