2024年7月18日 17時52分(日本時間)
東京(時事通信) — 日本の国会情報委員会は水曜日、海上自衛隊の特定秘密の不適切な取り扱いを受けて、木原稔防衛大臣に情報管理の改善を勧告した。
衆院の秘密監視審査会(委員長:岩屋毅元防衛相)は衆院議長を通じて勧告した。
監視委員会は外部専門家の意見を踏まえ、教育や定期検査の抜本的な見直しを大臣に求めた。
審議会は特定秘密の不適切な取り扱いについて「我が国の情報管理システム自体への信頼を失墜させるものだ」と非難し、再発防止策の導入を求めた。
このスキャンダルでは、防衛省と自衛隊において機密情報にアクセスできる役職に機密取扱資格のない職員が多数配属されていた。同省は金曜日、関係者への処罰を発表した。
鬼木誠防衛副大臣は水曜日の防衛省の委員会で「断固たる決意で一つ一つの予防措置を遂行していきたい」と述べた。
衆院の監理委員会が国会法に基づいて勧告するのは2度目。前回は23年1月、海自の機密漏洩事件を受けての勧告だった。