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検察、自民党堀井議員の事務所を家宅捜索

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読売新聞
自民党の堀井学衆院議員

東京(時事通信)―検察当局は木曜日、北海道の選挙区の有権者に葬儀費用を渡した疑いで、自民党の堀井学衆院議員の事務所を家宅捜索した。

東京地検特捜部は、公職選挙法違反の疑いで、52歳の衆院議員を東京と北海道登別市の事務所に家宅捜索した。

衆院北海道比例代表から当選した堀井氏は、後に自民党を離党した。

関係者によると、安倍首相は2022年ごろ、衆院北海道第9選挙区の有権者に対し、自身の名義で弔慰金を渡すよう秘書らを派遣した疑いが持たれている。

不正献金の総額は数十万円に上る可能性があるという。

堀井氏は、安倍晋三前首相がかつて率いていた自民党の旧派閥の元メンバーで、2018年から2022年の間に同派閥から受け取った2196万円の賄賂を報告していなかった。同氏は懲罰として4月に党役員職を1年間停止され、翌月には政治資金規正法違反の疑いで告発された。

検察は、報告されていない賄賂が葬儀費用に使われた可能性があると考えている。

堀井氏の事務所はこの件についてコメントを控えた。

自民党の茂木敏充幹事長は声明で「このような事態に至ったことは極めて遺憾だ。堀井氏が説明責任を果たすことを期待する」と述べた。

元オリンピックスピードスケート銅メダリストの堀井氏は、2012年に衆議院議員に初当選した。同氏は先月、再選を目指さないと表明したが、自民党を離党したり議員を辞めたりすることは否定した。



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