ホーム Fuji 太平洋諸島首脳、7分野で協力を誓う。東京で多国間サミットが閉幕

太平洋諸島首脳、7分野で協力を誓う。東京で多国間サミットが閉幕

20
0



読売新聞
岸田文雄首相(右から2人目)は木曜朝、東京・港区で行われた太平洋・島サミットの全体会合に出席した。

東京で開かれた太平洋・島サミット(PALM)は、平和と安全、気候変動など7つの協力分野を列挙した首脳宣言を採択して、木曜午後に閉幕する予定だった。

太平洋島嶼国・地域の首脳らを招いて開かれる会議の全体会合が午前、東京で始まった。議長を務めた岸田文雄首相は、太平洋島嶼地域との関係を新たな高みに引き上げる日本の意向を表明した。

岸田氏はまた、太平洋諸島フォーラムが2022年に共通戦略として策定した「青い太平洋大陸のための2050戦略」を強く支持すると表明。同戦略にある「安全保障・平和」「気候変動・災害」「海洋・環境」など7つの分野が今後3年間の協力の優先課題となると述べた。

フォーラムの共同議長を務めるクック諸島のマーク・ブラウン首相は、太平洋島嶼国・地域は日本が対等な立場で協力する姿勢を示したことに勇気づけられたと述べた。

会合では、福島第1原発の処理水の放出問題も議論される予定だ。日本と島嶼国は科学的根拠に基づく政策の重要性で一致しており、日本は丁寧な説明を通じて島嶼国の理解を深めたい考えだ。

岸田外相は、ミクロネシア連邦、ナウルの首脳とも個別に会談し、PALM参加国・地域の首脳14人との連続会談を終える。

ミクロネシア会議で岸田外相は同国最大の港湾拡張への支持を表明するとみられる。



もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください