2024年7月13日 16時14分(日本時間)
ニューヨーク — 金曜日のニューヨーク市場で円がドルに対して一時157.30円まで上昇し、日本政府と日本銀行による2日連続の為替介入の憶測が高まった。
金曜日の朝、ニューヨークで取引が始まった際、円はドルに対して158円後半で推移した。
午前9時過ぎ(日本時間金曜日午後10時)からわずか10分で、円は157.30円台まで上昇した。
午後には157円後半まで下落した。
前日に発表された米国の消費者物価上昇率は市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ9月にも利下げを行うとの観測が広がった。
利下げ観測によりドルは投資手段としての魅力が低下し、その結果ドルは売られる傾向にある。
外国為替市場の変動について、神田正人財務副大臣は土曜日早朝、日本が介入したかどうかは言えないと述べた。「一方的かつ投機的な変動があったことを言わずに状況を語ることはできない」と神田氏は述べた。