2024年7月13日 16時58分(日本時間)
中国・瀋陽 — 国営新華社通信は火曜日、深海採掘車が海底約4,100メートルで鉱物の採取に成功したと報じた。パイオニアIIと名付けられたこの採掘車は上海交通大学が独自に開発した。
海洋大国を目指し、南西諸島周辺を含む海洋進出を続ける習近平政権は、天然資源確保に向けた動きを強化している。
全長6メートル、重さ14トンのパイオニア2号は、水深6000メートルまで潜れるよう設計されている。先端のドリルで鉱物を採掘できるほか、海底を走行するためのキャタピラも備え、30度以上の傾斜でも走行できる。
この探査機は6月に西太平洋で試験走行し、チタンとニッケルを含む鉱石200キログラム以上を採取した。