2024年7月9日 10時32分(日本時間)
東京(時事通信)—日本は5月に2兆8,499億円の経常収支黒字を計上し、前年比41.8%増となり、比較可能な統計が利用可能になった1985年以降、同月としては最大となったことが財務省の統計で月曜日に明らかになった。
暫定的な国際収支データによると、同国は16か月連続で経常収支黒字を記録した。
海外金利の上昇による外国債券のクーポン収入の増加や、円安による円建て配当金受取額の増加により、第一次所得収支は13.0%増の4兆2,111億円となり、月別では過去最高を記録した。
財貿易赤字は前年の1兆1,998億円から1兆1,089億円に減少した。
輸出は自動車や半導体製造装置の出荷が好調で、前年比12.1%増の8兆1,324億円となった。輸入は原油価格の上昇により、前年比9.3%増の9兆2,413億円となった。
サービス貿易は前年の1803億円の赤字から23億円の黒字に転じた。訪日客の増加で旅行収支の黒字が拡大したことが寄与した。