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福島のラーメン店主が観光大使に就任、福島の魅力を若い世代に伝えたい

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日本ニュース
長谷川真実さん(右)は、6月16日に東京・日本橋のミデットで演奏したアーティストとともに福島クッキーを宣伝している。

長谷川真実さんは、2011年に東日本大震災に見舞われたとき高校生でした。震災で学校は破壊され、生活は一変しました。それ以来、長谷川さんは地域の復興に貢献したいと考えてきました。

長谷川さんは、福島県いわき市で夫と営むラーメン店「やまとんび」の女将。福島県産の魚介類「常磐もの」から取ったスープを使った料理を提供することで、復興支援に取り組んでいる。

今年5月、29歳は「あったかふくしま観光交流大使」に任命された。

「福島をもっと広く知ってもらうために何かしたいと思っていたので嬉しいです」と長谷川さんは新たな役割に意欲的に語った。

長谷川さんはその後すぐに、観光大使として東京でイベントを企画した。


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長谷川真実さん(右)は、6月16日に東京・日本橋のミデットで公演した宇多田おかみとともに福島の食材をPRしている。

6月のある夜、シンガー・ソングライター宇多田おかみさんの歌声がウクレレの柔らかな音色とともに響いた。福島県産品を販売する東京・日本橋の店「ミデット」で16日、福島県を応援するミニコンサートが開かれた。長谷川さんが声をかけたアーティスト4人が出演し、地酒やクッキー、かまぼこなどの特産品をPRした。ライブ配信されたコンサートは人気が高く、店頭では立ち見が出るほどだった。

「福島の魅力をユニークな方法で若い世代に伝えたかった」と彼女は語った。

挫折した留学の夢

長谷川さんは夫の曲山秀太さん(40)と2017年に始めたラーメン店。地元の漁港で自ら競り落とす新鮮な魚介類を使ったラーメンが人気で、ジャパンニュースの人気コラム「ラーメン・オブ・ジャパン」でも取り上げられた。ラーメン店経営のほか、タレントやモデル、2児の母としても活躍するなど、マルチな才能を精力的に発揮している。

彼女にとって、いつもこうだったわけではない。

「留学の夢は2度も挫折しました」と彼女は言う。2011年の震災は、湯本高校1年生として陸上部の活動の準備をしていた時に起きた。

校舎は壊され、卒業までの2年間を仮設のプレハブ校舎で過ごした。また、福島第一原発の放射能漏れで数週間の避難生活を経験し、予定していた夏の留学も中止になった。

高校卒業後、長谷川さんは東京の大学に進学し、カンボジアへの留学を計画していた。教師になるための勉強をしながら「国際的な視野」を身につけたいと願っていたが、父親ががんと診断されたことを知った。

大学に進学するか迷っていた時、故郷のいわき市が観光大使を募集していると聞き、サンシャインガイドいわきに応募し、採用された。長谷川さんは大学を中退し、観光大使として3年間、地元の農産物のPRや県産品の風評被害対策に取り組んだ。この時期に、同じくいわき市出身の夫、秀太さんと出会い、結婚した。秀太さんは地域おこしのためにラーメン店を開店する計画があり、長谷川さんはその店の女将になった。

いわきガイドとして町のPRのみを担当したが、県観光大使は福島県全体のPRを担う。県観光交流課によると、現在あったか福島観光交流大使は378人いる。大使は無給で任期の制限はなく、自身の経験を生かしたPR活動を行っている。

同グループに加わった長谷川さんは「福島をさまざまな視点から紹介し、末永く頑張っていきたい」と話した。

最近、面白い体験をした。福島とカンボジアの絆を深める会が発足し、設立総会の司会を務めたのだ。「学生時代に行きたいと思っていたカンボジアが、私のところに来てくれた。偶然ですね!」と話す。将来はカンボジアでラーメン店を開きたいと夢見ている。

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