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日本株が過去最高値に上昇、市場は米国のデータに注目

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読売新聞ファイル写真
東京証券取引所

東京、7月5日(ロイター) – 日本の日経平均株価とTOPIXは金曜日、ともに過去最高値を更新したが、同日遅くに発表される米国の主要経済指標を前に投資家が利益確定と慎重なポジション取りを行ったため、やや下落した。

指標となる日経平均株価は3月22日に記録した過去最高値を超え、取引開始早々に41,100.13まで急騰した。一方、東証株価指数は木曜日に1989年12月に記録した過去最高値を更新し、2,906.80の史上最高値を付けた。

正午までに日経平均株価は0.3%上昇の41,051.49となった一方、TOPIXは0.11%下落の2895.42となった。

三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川昌弘氏は、両指数が過去最高値に達したことで、市場には「達成感」が広がっていると述べた。

しかし、市場は金曜遅くに発表される米非農業部門雇用者数報告を前に、投資家が注目されるデータ発表を前にポジションを調整したことから、上昇は鈍化した。

アナリストらは、東証株価指数と日経平均株価の上昇を受けて、利益確定売りも出たと指摘した。

日本の株価は今年、企業統治改革の影響もあって上昇し、国内企業が引き続き利益を上げていくとの期待が高まった。

一方、円安は自動車など輸出関連株を支援し、日銀の超金融緩和政策の終了は銀行株を押し上げている。

三井住友DSアセットマネジメントの市川氏は、特にこれら2つの要因がTOPIX全体の史上最高値更新に貢献したと述べた。

経済状況も含め、日本を取り巻く環境は大きく変化してきたように感じます。

大型株が日経平均を押し上げた。半導体関連の東京エレクトロンは1.9%上昇し、ユニクロの親会社ファーストリテイリングは0.9%上昇した。

AIに特化したスタートアップ投資会社ソフトバンクグループは約1%上昇した。

自動車メーカー各社の株価は金曜日に下落し、トヨタ自動車は0.9%、ホンダは2.3%下落した。



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