2024年7月5日 12時21分(日本時間)
奈良 — 奈良の世界遺産、興福寺の五重塔で約120年ぶりの大修理の準備が進んでいる。
国宝でもある五重塔は来年1月末までに仮屋根がかけられ、修復工事が完了する2031年ごろまで古都のランドマークの姿は見られないことになる。
本格的な建設工事が始まる前に、報道陣は最近、塔の中に入ることを許可された。上階のポーチからは市街地のパノラマビューが楽しめるが、風雨にさらされて建物の欄干はひどく損傷している。壁の漆喰は剥がれ、壁自体も建物の重みで一部が割れている。一方、数本の柱には赤いペンキが残っており、この建物がかつて豪華だった頃を思い出させる。