2024年7月4日 12時24分(日本時間)
ロサンゼルス(AP通信) — 日本のスーパースター、大谷翔平は、ロサンゼルス・ドジャースでメジャーリーグ2位の27本塁打を記録しているにもかかわらず、7月15日のホームラン・ダービーには参加しない。
大谷はダービーに一度だけ出場しており、2021年にデンバーのクアーズ・フィールドで行われた第1ラウンドで敗退した。今年のイベントはテキサス州アーリントンのグローブ・ライフ・フィールドで開催される。
「リハビリの真っ最中なので、参加できるとは思えません」と火曜日の夜、通訳を通して語った。
大谷は今シーズン、肘の靭帯損傷からの回復のため、投球はせず打撃のみに取り組んでいる。9月に手術を受け、12月にドジャースと7億ドルの10年契約に合意した。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「彼は我々の優勝を助けるためにここに入団したのであり、その邪魔になるものは何もあってはならない」と語った。
リハビリをしていない通常の状況であれば、彼は喜んで参加するだろうと思う。彼にとってそれが重荷になっていることは分かっているが、リハビリのプロセスは、最終的に彼が引退を決意する気持ちを楽にしてくれるものだと私は思う」とロバーツは語った。
大谷は火曜の夜、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに6対5で勝利した試合の7回、右中間へ433フィートの2ランホームランを放った。今季メジャーリーグトップの32本塁打を放っているニューヨーク・ヤンキースの強打者アーロン・ジャッジに次ぐ2位の記録だ。
大谷はダイヤモンドバックス戦で5打数3安打、2得点2打点の好投を見せた。6月16日にムーキー・ベッツが手を骨折して以来、先頭打者として打率は.380となっている。
ロバーツ氏は、大谷選手が怪我をするのではないかという懸念よりも、ダービーが大谷選手のリハビリの妨げになっているのではないかと語った。
リハビリと並行して毎日プレーしていると、非常に規律正しいので、ホームラン・ダービーのような異例の状況が起きても、それは覚悟ができているものだと彼は言った。「基本的にはエキシビションであるこのようなイベント中に何かが起きたら、翔平だけでなくドジャース、そしてファンにとっても本当に残念なことだ」
2021年のダービーで、大谷は500フィート以上のホームランを6本打ち、最多記録を樹立した。彼は野手と投手の両方でオールスターに選ばれた初の選手であり、ロサンゼルス・エンゼルスに所属していた2021年と2022年に選出された。
ロバーツ監督は、野球界を牽引するのは彼一人の責任ではない、と語った。「彼は毎日それをやっている」