2024年6月26日 14時13分
富山 — 絶滅した頂点捕食動物が複数、ゴールを目指して競い合う姿を毎日見られるわけではない。だが、富山県の大山恐竜まつりの参加者は、その光景を目撃することができた。ただし、その絶滅した捕食動物はティラノサウルスの着ぐるみを着た人間だった。
恐竜のまちとして知られる同市小山地区で6月8日、フェスティバルのメインイベントとなったのがティラノサウルスレース。会場となった小山総合グラウンドは参加者で賑わい、多くの屋台も出店した。
1990年にこの地域で足跡化石(学術用語ではイクノライト)が発見されましたが、これは富山県で初めての発見でした。1995年には、国内最大規模とも言える300個以上のイクノライト群が発掘されました。この地域では貴重な化石が数多く発見されています。
このイベントは、こうした特徴を生かし、地域コミュニティを盛り上げようと始まったもので、地元商工会議所青年部などが中心となって実行委員会を組織した。
恐竜にちなんだレースには、中学生以上の大人部門、小学生の子恐竜部門、未就学児の卵部門の3つの年齢区分があり、約350人が参加した。