2024年6月17日 10時17分
ロサンゼルス(AP通信) — 大谷翔平投手は今季2度目の2本塁打を放ち、タイラー・グラスノー投手は7回3安打の好投を見せ、ロサンゼルス・ドジャースは日曜、カンザスシティ・ロイヤルズを3対0で破った。ムーキー・ベッツ投手は投球により左手の骨を骨折し、7回で降板した。
ドジャースはシリーズ3戦中2戦を勝利したものの、スター選手2人が長期間戦線離脱する厳しい週末となった。右投手の山本由伸は右肩の腱板損傷のため、試合前に15日間の故障者リストに入った。
ベッツ選手は試合後クラブハウスに姿を現し、月曜日に手の専門医を訪ねる予定だと語った。この結果から離脱期間がどのくらいになるかが判断されるはずだ。
「大きな打撃だ。ムーキーはMVP級のシーズンを送っているのに、残念だ」とデーブ・ロバーツ監督はベッツの負傷について語った。
ドジャースではフレディ・フリーマンもホームランを打った。
メジャーリーグで打率.327のトップに立つボビー・ウィット・ジュニアは、カンザスシティの3安打のうちの1本を打った。この遊撃手は5月17日以来、28試合中26試合で安打を放っている。
ベッツはダン・アルタヴィラの時速97.9マイルの速球を左手に受けた。球はベッツの手首付近の手の甲に当たった。ベッツは地面に倒れ、打席で痛みに身もだえしていたが、トレーナーとロバーツが彼の治療に駆けつけた。
「とにかくそこに留まらなければならない。怖がってはいけない。特にスライダーがかなりいい選手の場合は、そこに留まらなければならない」とベッツは語った。「とにかく上向きで内側に投げる。自分の立場を保っていた。残念ながら、ボールは私の手に当たってしまった」
ベッツの負傷により、大谷とグラスノウの傑出した活躍が台無しになった。
大谷は6月に打率.219でこの試合に臨み、打球の大半はゴロだった。しかし少なくとも1試合はそれを覆すことができた。
日本のスーパースターは、3回裏1アウトの場面で、ブレイディ・シンガー(4-4)のシンカーをセンターフェンスの451フィート上まで打ち返した。
「あの方向にあれだけ遠くにボールを打てるというのは本当にいい兆候だ」と大谷は通訳を通して語った。
その後、大谷はシンガーの初球のスライダーを捉えて右翼フェンスを越え、通算18本目のマルチホームランを達成した。これは今季19本目のホームランで、メジャーリーグで4番目の記録となった。
「彼が正しいやり方で、自分の投球を捉え、フィールドの大部分を使うとき、それはとても特別なことだ」とロバーツは語った。「彼が第2球で打った2本目のホームランでさえ、ファウルにしたり地面に打ち返したりせずに、あのように打ったことは、彼がボールをもっとよく見ていることを物語っている」
フリーマンは3球後に右中間へソロ本塁打を放った。大谷とフリーマンが連続本塁打を放つのは今季3度目だ。
グラスノー(7勝5敗)は9三振を奪い、メジャーリーグトップの125三振を奪い、5月4日以来の勝利を挙げた。エバン・フィリップスが9回に登板し、10回目のセーブを挙げた。
「効率よく投げなければならないことは分かっていた。投球数を抑えて7回を投げきることができて良かった」とグラスノウは語った。「先制して、もっと投球に変化をつけるようにした。速球に頼りすぎないようにした」
シンガー投手にとって、1試合で3本以上のホームランを許したのはキャリア5回目、今シーズンは初めて。右投手のシンガー投手は6イニングで5安打3失点、4奪三振を記録した。
「彼は序盤にコンタクトを強要することができた。良いスライダーで自分の投球を信頼していた」とマット・クアトラロ監督はシンガーについて語った。「ホームランを打たれたときは、相手は彼らを待たせているように見えた」