2024年6月16日 11時59分(日本時間)
イタリア・ファザーノ(時事通信) – 今年の主要7カ国首脳会議(サミット)の議長を務めたイタリアのジョルジャ・メローニ首相は土曜日、会議で達成された成果を強調した。
メローニ氏は、南イタリアのプーリア州で3日間にわたって行われた会合を総括する記者会見で、サミット議長国が設定した重要分野である不法移民対策、アフリカ支援、人工知能の管理について、参加した首脳らがイタリアの取り組みを共有したことを非常に誇りに思うと述べた。
金曜日に採択された共同声明の中で、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国、欧州連合の首脳らは、移民の密輸を防止し、それに対抗するためのG7連合を立ち上げることで合意した。
アフリカ大陸の農業とエネルギー部門への投資を通じてアフリカの経済発展を支援するイタリアの長期計画もG7サミットで承認された。
倫理的観点からAIの使用を規制するよう呼びかけてきたフランシスコ法王は、金曜日に開催された同技術に関するG7セッションに参加した。
メローニ氏は記者会見で、法王が貴重な意見を述べたと述べ、世界の主要国による50回目の記念すべき首脳会談に参加してくださった法王フランシスコにいくら感謝しても感謝しきれないと語った。
フランシスコ教皇はG7サミットに参加した初のカトリック教会の指導者となった。