2024年6月14日 9時49分
ミュンヘン(AP通信) — バイエルン・ミュンヘンは、ドイツのライバルチームであるシュツットガルトから日本代表DF伊藤洋輝を獲得した。バイエルンのチームに「新たなエネルギー」をもたらし、より大規模なチーム改革のきっかけとなることを目指している。
バイエルンは木曜日、伊藤選手が4年契約で加入すると発表した。伊藤選手は先月トーマス・トゥヘル監督に代わってヴィンセント・コンパニ監督が就任して以来、バイエルンにとって初の新加入選手となる。
「我々は新たなエネルギーをもたらすハングリー精神のある選手を求めており、ヒロキは我々が望む全てを備えている。彼は挑戦し、それを克服し、前進し続ける選手だ」とバイエルンのスポーツ担当取締役マックス・エベルルは声明で述べた。
移籍金は公表されていないが、ドイツの雑誌「キッカー」は、バイエルンが当初の移籍金2300万ユーロ(2500万ドル)に加え、追加費用で契約解除金を満たしたと報じた。
25歳の伊藤は2021年からシュツットガルトに所属しており、今シーズンのブンデスリーガでチームを驚異の2位に押し上げた立役者だった。シュツットガルトはバイエルンより1つ上の順位でシーズンを終えたが、バイエルンは2011-12シーズン以来初めて無冠でシーズンを終えた。
伊藤は、昨シーズンは負傷により頻繁に弱体化し、トッテナムからのローン移籍が終了して退団したエリック・ダイアーに頼ることが多かったバイエルンの守備陣に厚みを加える。伊藤は普段は守備のセンターでプレーするが、守備的ミッドフィールドや左サイドバックの役割もこなすことができる。
バイエルンは18歳のオーストラリア人ウインガー、ネストリー・イランクンダとも契約を結んでいるが、契約は11月に合意されていたものの、発効は来月となる。グラナダ出身のスペイン人ウインガー、ブライアン・サラゴサは、当初バイエルンへのローン移籍を経て、完全移籍となった。