アニマル・ライジングが公開したこの写真は、2024年6月11日火曜日、ロンドンのフィリップ・モールド・ギャラリーで、英国国王チャールズ3世の肖像画の上に貼られたコメディーシリーズ「ウォレスとグルミット」のキャラクター、ウォレスの写真を示している。
2024年6月12日 12時16分
ロンドン(AP通信) — 動物愛護活動家らが火曜日、ロンドンの美術館でチャールズ3世の肖像画に漫画の絵を貼り付けた。活動家らが自分たちの主張を広めるために破壊行為を行っている英国の美術館での一連の事件の最新のものとなった。
アニマル・ライジングという団体は、活動家たちが国王の頭の上にコメディーシリーズ「ウォレスとグルミット」のウォレスというキャラクターの絵を貼り付けている動画を共有した。
いわゆる「コミカルな改装」は、アニマル・ライジングが、英国王立動物虐待防止協会が認可した農場で畜産規則の広範な違反が見つかったとする調査結果を強調するために企画された。
ウォレスの頭の横の吹き出しには、「チーズはダメだよ、グルミット。RSPCA の農場でのこの残酷さを見てよ!」と書かれていた。
アニマル・ライジングが公開したこの写真は、2024年6月11日火曜日、ロンドンのフィリップ・モールド・ギャラリーで活動家たちが英国国王チャールズ3世の肖像画の上にコメディーシリーズ「ウォレスとグルミット」のキャラクター、ウォレスの写真を貼り付けている様子をとらえている。
展示されているフィリップ・モールド・ギャラリーによれば、絵画はビニールシートで保護されており、損傷はなかったという。
ジョナサン・ヨーによる実物大の絵画は先月公開され、2022年にチャールズ皇太子が即位して以来初めて完成した肖像画となる。剣の柄の上に両手を組み、右肩の上に蝶がひらひらと舞う、赤みがかった色合いの服を着た国王の姿が描かれている。
この肖像画は、チャールズがドレーパーズ・カンパニーの一員として50年を過ごしたことを記念して制作された。ドレーパーズ・カンパニーは600年以上前に羊毛商人の業界団体として設立されたが、現在は主に慈善団体となっている。
5月10日、気候変動に抗議する2人のデモ参加者が、大英図書館でマグナ・カルタの原本を収めた保護ガラスケースを襲撃した。西洋民主主義の基盤の一つとされる800年前の文書は、被害を受けなかった。