読売新聞
2024年7月17日 13時41分(日本時間)
群馬県富岡市 — 富岡製糸場と絹産業遺産群がユネスコ世界遺産に登録されて10周年を記念する式典がこのほど、群馬県富岡市の同工場で行われた。
式典は復元された国宝「西繭置き場」内の多目的ホールで開かれ、山本一太群馬県知事や関連遺産が所在する伊勢崎市、藤岡市、富岡市、下仁田町の市長ら約130人が出席した。
式典では、チラシやグッズなどに使用される新デザインのロゴも披露された。
出席者は、遺産の保存と継承への決意を再確認した。
山本さんは「世界遺産の魅力や価値を広め、次世代に引き継いでいきたい」と語った。
4市長は「より多くの人に愛される場所にしたい」と強調した。
式典には富岡実業高校の生徒である福田正人さんも出席し、学校のプロジェクトの一環として工場敷地内に花を植えた。
「この工場に世界の注目を集めるために活動を続けたい」と17歳の少女は語った。
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