Hamamatsu, Shizuoka Pref. –
静岡県の検察庁長は水曜日、1966年の4人殺害事件で有罪判決を受けてから数十年後、再審で最近無罪となった袴田巌被告に直接謝罪した。
静岡地検の山田英夫検事長は「相当期間にわたり法的地位が不安定となり、言葉では言い表せない苦痛の日々を過ごしていたことを大変遺憾に思う」と元元検事長(88)に語った。浜松市の自宅で死刑囚。
山田さんは「無罪判決を受け入れて控訴しないと決めた以上、犯人が袴田さんだとは言わないし、犯罪者とはみなさない」と述べた。
これに対し、袴田さんの妹秀子さん(91)は「今は検察に何も言うつもりはない。今は無罪が確認されてとてもうれしい」と語った。
静岡地裁は9月、捜査当局が証拠を捏造したとして、袴田さんに無罪判決を言い渡した。
これに対し、畝本直美検事総長は、この判決は受け入れられず、上級裁判所で検討されるべきであると述べた。
袴田さんの弁護士らは、この発言は畝元さんを犯罪者扱いしており、名誉毀損に当たる可能性があると批判した。
静岡県警の津田隆義本部長は先月の会見で袴田氏に謝罪した。