バルベルデ、スペイン –
大西洋に浮かぶ小さな島、エル・イエロ島は、不規則移民を削減するための闘いにおけるヨーロッパの最新の最前線である。今年、スペインのカナリア諸島最南端に住民のほぼ2倍の移民が上陸した。
10月下旬の日曜日、マリとセネガルから来た30人のティーンエイジャーのグループが、サッカーシャツを着て首にヘッドフォンを掛けた人もいて、首都バルベルデの人気のない町の広場を闊歩していた。数人の地元住民が静かに見守っていた。
街中のヌエストラ・セニョーラ・デ・ロス・レジェス病院の集会ホールには、アフリカから約8日間かけて渡った後、低体温症や脱水症状、怪我に苦しむ密入国者のためのベッドのスペースを確保するための椅子が積み上げられた。