2024年6月4日 14:02 日本時間
立憲民主党は、次期衆院選での連携を視野に国民民主党に働きかけている。
野党第1党の立憲民主党は、自民党内の一部派閥による政治資金規正法違反疑惑で同党に不利な状況が続いていることを利用し、民進党との連携を加速させる狙いがあるとみられる。
「次の衆院選で協力し、来夏の参院選までに統一勢力を結成したい」と立憲民主党の岡田克也幹事長は日曜、岐阜県多治見市での演説で期待感を示した。
彼は、両党が自民党に対する反対軸となる必要性を強調した。「野党が協力しないことを最も喜んでいるのは自民党だ」と彼は語った。
ただ、民進党内では意見が割れている。「このままでは消えてしまう。そろそろ方向転換して立憲民主党と連携すべきだ」と政策転換を求める声がある一方、衆院補欠選や東京都知事選で共産党との連携を深める立憲民主党に強く反対する声もある。
民進党の玉木雄一郎代表は月曜日、記者団の質問に答えて「エネルギーや安全保障など基本政策を議論する必要がある」と述べ、現状では立憲民主党との共闘は難しいとの党の立場を改めて表明した。