日本の石破茂首相は水曜日、米大統領選挙で共和党候補者が勝利を宣言したドナルド・トランプ氏に祝意を表し、近いうちにトランプ氏と連絡を取りたいとの意向を表明した。
石破氏は記者団に対し、日本の安全保障上の長年の同盟国である米国との関係を次期米大統領の下で「新たな高み」に引き上げたいと述べた。
ドナルド・トランプ前大統領が米国大統領選挙で勝利を宣言した後、2024年11月6日に東京で記者団に話す石破茂首相。 (共同)
石破氏は「トランプ氏の勝利宣言を聞いた。心から祝福したい」と述べ、米国民の民主的な選択を尊重すると付け加えた。
石破氏は「日米同盟と関係を新たな高みに引き上げるため、緊密に連携していきたい」と述べた。
石破氏は、10月下旬の総選挙後に日本の国会で首相に再選されると予想される数日前にこの発言をした。
開票作業がまだ続く中、激戦州の一部で勝利を収めたトランプ氏が勝利を宣言した。
2017年から2021年までの最初の任期を終えてホワイトハウスに復帰した同氏は、日本が強硬な中国や核武装した北朝鮮やロシアからの安全保障上の脅威に対抗するため防衛力と支出を強化することを目指している中で行われた。
日本は、インド太平洋地域における米国の強力なプレゼンスが不可欠であると考えている。しかし、トランプ氏の保護主義的な傾向は、1期目に多国間貿易協定よりも関税引き上げや二国間協定を優先したことに見られるように、日本や他の自由貿易支持者らを動揺させた。
2024年11月6日に東京で記者会見する林芳正官房長官(共同通信)
水曜日初め、日本政府最高報道官の林芳正氏は、二国間同盟は引き続き「日本の外交・安全保障政策の要」であり、地域の平和と繁栄の「基盤」として機能すると述べた。
林氏は「同盟の抑止力と対応力をさらに強化するため、米国の次期政権と緊密に連携していく」と述べた。
近年、日本と米国は同盟を深め、韓国やオーストラリアなど志を同じくする国々を含めて安全保障パートナーシップを拡大している。
防衛大臣を歴任した岩屋毅外相は、石破氏と次期米大統領とのハイレベル首脳会談開催の重要性を強調した。
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