先進7カ国は土曜日、イタリアで初の国防相会合を開催し、ウクライナがロシアの侵略を撃退できるよう支援する結束を示すとともに、中国の影響力が高まる中、インド太平洋地域での協力を模索することを目的としている。
イタリア南部の都市ナポリでの会合は、石破茂首相率いる政府の下で今月初めに防衛大臣に就任して以来、初の外遊となる中谷元防衛大臣が出席する一連の行事の一環である。
日本政府関係者らによると、中谷氏と英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、米国に欧州連合(EU)の各国首脳は、1日の協議後に声明を発表する可能性が高いという。
米国防総省によると、主要な議題には、ウクライナへの安全保障支援の継続を確実にする方法、中東の緊張緩和、自由で開かれたインド太平洋の維持などが含まれる。
ウクライナ紛争が沈静化する兆しが見えない中、ロシアと北朝鮮の関係の緊密化に対する懸念が高まっており、最近の報道では、北朝鮮がウクライナでのロシアの戦争努力を支援するために大量の軍隊を提供していることが示唆されている。
G7加盟国はまた、ウクライナの武器弾薬の継続的な必要性を踏まえ、防衛産業基盤の強化も目指している。
中東では、ガザ地区でハマス過激派と1年以上戦闘を続けているイスラエルが、最近、ヒズボラ過激派を標的とした致命的な空爆と並行して、レバノンへの地上侵攻を開始した。一方、イスラエルとイランの間の報復攻撃により緊張はさらに高まり、より広範な地域戦争への懸念が高まっている。
中谷氏は木曜日、この地域での中国の台頭の中で環大西洋同盟がインド太平洋パートナー4カ国との協力を強化している中、オーストラリア、ニュージーランド、韓国の代表とともにブリュッセルで行われたNATOの国防相会合に出席した。
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