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日本とNATOの国防長官、協力強化で合意

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日本と他のインド太平洋諸国3か国の防衛大臣は、木曜日にブリュッセルで行われたNATO諸国との初会合で、中国の軍事的主張の高まりとロシアの長期化するウクライナ侵攻の中、協力を強化することで合意した。

日本の中谷元防衛大臣は、NATO閣僚とオーストラリア、ニュージーランド、韓国の閣僚に対し、武力や強制による一方的な現状変更の試みに対抗する協調的な取り組みを拡大するよう呼びかけた。

「ウクライナ戦争は、ヨーロッパの不安定が世界中に広範囲に影響を及ぼす可能性があり、何千マイルも離れた国々、イラン、中国、さらには北朝鮮に至るまで、私たちの裏庭で安全保障をスポイルする可能性があることを示した」 」とNATO事務総長マーク・ルッテは述べた。

2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で行われたNATO加盟国とインド太平洋地域のパートナーの国防長官会議後の記者会見に出席する中谷元防衛大臣(共同)==共同通信

「私たちの世界は密接につながっており、私たちの安全も同様です」とルッテ氏は付け加えた。

NATOによると、閣僚はまた、ウクライナ支援、サイバー防衛、防衛生産とイノベーションの促進、偽情報への対抗、人工知能などの新技術の活用に向けて協力する方法についても議論した。

これに先立ち、中谷氏はウクライナのルステム・ウメロフ国防相と会談し、2022年に始まったロシアの全面侵略を撃退する日本の努力を支援するため、キエフに追加の自衛隊車両を供与すると約束した。

日本は2023年5月から2024年3月まで、トラックやその他の自衛隊車両101台をウクライナに派遣した。

NATOは2022年からアジア・オセアニア諸国の首脳を首脳会議に招待している。

勝利計画を売り込み、欧州諸国の指導者たちにNATO加盟への即時招待状を出すよう促すためベルギーを訪れていたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ブリュッセルでの記者会見で、日本の支援に感謝していると述べた。

2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で開催されたNATO加盟国とインド太平洋地域のパートナーの国防長官会議に出席する中谷元防衛大臣(前列、左)。(共同通信)==共同通信

日本は、ウクライナで起きたことが東アジアでも起きる可能性を懸念しており、台湾は中国の軍事的脅威の増大に直面しており、中国は今週初め、中国が領土の一部であると主張する自治領島周辺で大規模な軍事演習を実施した。

ルッテ首相は、インド太平洋国防相との会合に先立つ別の記者会見で、ウクライナのNATO加盟願望について、時期はまだ不透明だが、将来的にはウクライナが同盟の一員となるだろうと語った。

中谷氏はまた、オーストラリア、ニュージーランド、韓国の国防相との個別会談でインド太平洋4カ国の協力についても話し合った。

NATO大臣とインド太平洋大臣会合の後、中谷氏は今週後半にイタリアで開催されるG7諸国による初の国防大臣会合に出席する予定だ。


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