二重国籍禁止は合憲、福岡高裁判決

福岡高等裁判所は木曜日、日本の二重国籍の禁止は合憲であるとする下級裁判所の判決を支持し、アメリカに帰化して日本国籍を失った日本生まれの女性の請求を棄却した。

原告の近藤有理は、日本国民は外国国籍を取得すると国籍を失うと定めた国籍法は、憲法で保障されている幸福の追求、自己決定、アイデンティティに関する基本的人権を侵害していると主張した。

近藤氏は木曜日に福岡市で記者会見し、12月の地裁判決に比べて「冷酷」で、各個人の経験や状況を完全に無視した判決だと述べ、判決に遺憾の意を表明した。