Tottori –
鳥取県議会は木曜日、選挙運動と関係のない目的で選挙候補者のポスターを掲示することを禁止する条例を全会一致で可決した。
7月7日投開票の東京都知事選挙の選挙期間中に、無関係なポスターが多数掲示されたことを受けての措置だった。鳥取県は条例の早期施行を目指している。
全国知事会によると、都道府県がこうした条例を制定するのは東京の世論調査以来初めて。
この条例では、商業目的など無関係なポスターの禁止に加え、各掲示板にポスターを掲示できるのは候補者1人につき1枚のみと明記された。
違反者に対する罰則はないが、この措置により、地方選挙当局は問題のあるポスターの撤去命令を出すなど、違反に対して必要な措置を講じることができるようになる。
鳥取県の平井伸治知事は県議会終了後の記者会見で「条例(の内容)自体はすでに公職選挙法に書かれている」と語った。
同氏は「次回10月27日の下院選挙から適用されるべきだと考えている」と述べた。