サウジアラビア政府系ファンドの幹部が地元メディアに対し、日本のゲーム会社への出資比率を増やすことを検討していると語った後、任天堂の株価は最大3.9％上昇した。
アラブ湾岸諸国の公共投資基金（PIF）が任天堂とその同業他社への資本投入拡大を検討していると共同通信が報じた後、株価は市場を上回り、ここ1週間で最大の上昇率となった。 PIF子会社サビー・ゲームズ・グループの副会長、ファイサル・ビン・バンダル王子は、企業自身の支援を得てそのような動きを行うことを支持すると述べた。
サウジ政府はサウジを世界的なゲーム産業のプレーヤーに育て、石油に大きく依存するポートフォリオを多様化することに熱心である。同社はこの国がビデオゲーム産業の次のハブとなる可能性に380億ドルを賭け、日本と韓国のコンテンツプロバイダーに賭けている。同社は、ヒット作が決して確実ではない不安定な業界で休閑期間を辛抱強く待つ長期投資家であると自らをアピールしている。
