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青森の中間貯蔵施設、核燃料を近く受け入れへ

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使用済み核燃料を積んでいたとみられる貨物船が木曜朝に近くの港に入港し、積荷が荷降ろしされたことから、青森県の一時貯蔵施設はまもなく使用済み核燃料の最初の一群を受け入れる見込みだ。

東京電力ホールディングス柏崎刈羽原発4号機(新潟県)の使用済み核燃料69個が入った容器1個を積んだとみられる船が、貯蔵施設がある青森県むつ市の港に到着した。

原子力規制委員会が手続きに問題がないと判断した場合、リサイクル燃料貯蔵施設への使用済み核燃料の移送作業は来月にも本格化する見通しだ。

国内の原子力発電所の燃料貯蔵プールの容量が限界に近づいている中、貯蔵施設の稼働開始は、政府の原子力発電推進計画を後押しするものと期待される。

中間貯蔵施設は、使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り出し、再処理して原子力発電所で利用するという日本の核燃料サイクル構築計画において重要な役割を果たす。

使用済み核燃料は同施設で最長50年間保管され、政府は26年度末までに青森県六ヶ所村に完成する再処理工場へ移送することを目指している。

再処理工場の完成予定はこれまで27回延期されており、むつ市の住民は中間貯蔵施設が使用済み核燃料の永久的な保管場所となることを懸念している。

東京電力とRFSは、核物質防護のための使用済み燃料の輸送について事前に発表していない。



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