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病院の不備により509人の患者が臓器移植を断念

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厚生労働省の調査によると、昨年、病院が臓器移植手術を実施できなかったため、日本では計509人の患者が臓器移植手術を断念せざるを得なかったことが火曜日に明らかになった。

政府がこの件について実態調査をしたのは初めて。

調査では、脳死と診断された131人の臓器192個について、移植手術が行われなかった理由を分析した。

昨年、移植手術を受けられなかった人は計3,706人だったが、そのうち509件は病院側の人員不足や移植手術に必要な集中治療室のスペース不足など、病院側の事情が原因とされた。

509人のうち、心臓移植を断念した人が53人、肺移植を断念した人が364人、肝臓移植を断念した人が15人、膵臓移植を断念した人が55人、腎臓移植を断念した人が5人、小腸移植を断念した人が17人だった。

現行制度では、患者は原則として一つの病院にしか臓器移植の登録ができない。

厚労省は、患者が複数の病院に登録できるようにすることを盛り込んだ改正案を専門家委員会に提出した。

政府はこの件について近いうちに計画を策定することを目指している。



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