農家が新しい作物を収穫し始めると、日本のスーパーマーケットの棚にはすぐに米の袋が並び始めると予想されるが、供給量の増加は価格高騰を抑えるのにほとんど役立たないだろう。
猛暑により2023年の米作が焼け落ち、すでに枯渇していた国内の商業用米備蓄は、観光客の流入で消費が伸びたため、6月に過去最低にまで減少した。台風や地震の警報が出された後の買いだめ騒ぎで不足が深刻化し、一部の小売業者は販売を制限せざるを得なかった。
今月は収穫が急増し、供給不足は緩和されるだろうが、農家と国内の主要穀物流通業者は契約価格の引き上げで合意している。その分は、先月東京都心で5キログラムの袋に2,871円（20ドル）支払っていた消費者に転嫁されることになる。これは1年前より23％高い。
