2024年5月31日 11時12分
東京、5月31日(ロイター) – 鈴木俊一財務相は金曜日、日本は為替市場の安定の重要性を強調し、過度の為替変動に対して適切な措置を講じると述べた。
鈴木大臣は閣議後の定例記者会見でこの発言をした。
日本はグローバルデーの後半に、4月下旬から5月に外国為替市場で資金を投じたかどうかを示すデータを発表する予定だ。
民間の推計によると、トレーダーらは、日本が4月29日と5月2日に、1ドル=160円という34年ぶりの安値への円安を食い止めるために総額約9兆円(571億1000万ドル)を費やしたとみている。
鈴木氏はまた、金利上昇により政府の利払い負担が増大し、財政政策に圧力がかかる可能性があると述べた。
同氏は、低金利環境により債務管理がスムーズに行われたと述べた。「今後は財政健全化に向けた取り組みを強化する必要がある」
今週、10年国債(JGB)の利回りは1.1%となり、2011年7月以来の高水準となった。