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フィリピン、南シナ海の紛争地域から船を撤退

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フィリピン当局は日曜日、中国も領有権を主張する南シナ海の係争浅瀬をめぐる外交対立を受けて、同海域に停泊していた沿岸警備隊の船を撤退させたと発表した。

全長97メートルのテレサ・マグバヌア号は、日本から購入したフィリピン最大の沿岸警備隊艦艇2隻のうちの1隻で、中国が違法な埋め立て活動を行っているとされるフィリピンの排他的経済水域内のサビナ浅瀬周辺を5か月間巡視した後、港に戻っていた。

フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の事務次官、ルーカス・ベルサミン氏は、船の「再配置」により、「日々の食料の減少」に耐えている乗組員が必要とする修理や医療処置が可能になると述べた。

2024年9月15日、南シナ海に面した西側の島パラワン島の港に戻ったフィリピン沿岸警備隊の船の乗組員が担架で運ばれている。(フィリピン沿岸警備隊提供)(共同通信)

8月下旬、テレサ・マグバヌア号は中国海警局の船舶と衝突し、フィリピン船に穴が開いた。中国はまた、フィリピン船による同船への物資輸送を阻止している。

中国海警局は日曜日に発表した声明で、フィリピンが4月にテレサ・マグバヌア号を「不法に座礁」させ、土曜の午後に同船が浅瀬を離れるまで中国の領土主権を侵害したと非難した。

中国とフィリピンは7月、昨年以来中国とフィリピンの船舶間の小競り合いが増加していた南シナ海のもう一つの海域であるセカンド・トーマス礁での緊張を緩和するための暫定合意に達した。

しかし、8月にテレサ・マグバヌア号の衝突などの事件が起こり、緊張はサビナ礁に移った。


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