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カナダ、インド太平洋地域での軍事プレゼンスを強化へ:国防長官

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中国の海洋進出が強まる中、カナダの国防長官は金曜日、同国はインド太平洋地域での軍事的プレゼンスを強化し、同地域で志を同じくする国々にとって「信頼できる」パートナーとなることを目指すと述べた。

カナダのビル・ブレア国防相は東京で共同通信とのインタビューで、カナダは今後、旧式潜水艦と入れ替えるため最大12隻の通常型潜水艦を調達する予定で、日本は同国にとって潜水艦供給の候補であると語った。

ブレア首相は「我々は経済的、地政学的、戦略的に(インド太平洋)地域の重要性を認識している」と述べ、カナダは「全ての同盟国とともに、この地域の安全を維持する責任があることを認識している」と付け加えた。

カナダのビル・ブレア国防相が2024年9月13日、東京でインタビューに応じた。(共同通信)==共同通信

ブレア首相の発言は、カナダが2022年11月に発表した「インド太平洋戦略」に基づき、軍艦派遣などの措置を通じて同地域への関与を深めている中でなされた。

この戦略に基づき、カナダ政府は中国を「ますます混乱を招きつつある世界大国」と位置づけつつ、日本や韓国などの国々との安全保障協力を深めていくことを約束した。

日本の防衛省によると、ブレア首相は金曜日に木原稔防衛大臣と会談し、協力と人的交流を強化することを確認した。

日本と中国はまた、東シナ海にある東京が実効支配し北京が領有権を主張する尖閣諸島周辺の日本領海への中国海警局の船舶の度重なる侵入など、さまざまな問題で対立している。

「我々のインド太平洋戦略とこの地域における軍事的関与の深化は、我々が信頼できるパートナーであることをここにいるすべての同盟国に示すことを目的としている」とブレア首相はインタビューで述べた。

カナダ海軍の艦艇が台湾海峡を航行し続けるのは、中国を「挑発」するためではなく、国際水路における「航行の自由」を示すためだと同氏は付け加えた。

中国共産党は台湾に対する軍事的圧力を強めている。中国政府は、この民主的な自治島を、必要とあれば武力でもって中国本土と再統一すべき反逆の省とみなしている。

7月に発表されたカナダの潜水艦購入計画について、ブレア首相は、日本の潜水艦は「優れた評判」を持っているが、カナダ国防省は各候補の「関心」と「能力」を検討した上で決定を下すと述べた。


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