2024年5月30日 15時45分
山梨県富士河口湖町は、河口湖駅前ローソン店の向かい側から見える富士山の景色を遮るため、店の近くに設置した黒い網戸に「さわるな」と書かれた看板を設置したことが、読売新聞の取材で分かった。
町当局はスクリーンにできた複数の穴の修復も行った。
町都市開発課によると、スクリーンの穴は設置翌日に町職員が初めて発見して以来、時間とともに増えていった。月曜日までに直径約1センチの穴が約10個あった。町職員が巡回中に目立つ穴を補修し、水曜日正午までに穴は見つからなかった。町は別の素材のスクリーンの設置を検討している。
また、車道と歩道の間に設置されたスクリーンを支える高さ約2・5メートルの金属柱のうち1本がわずかに曲がっていた。町防災課によると、柱の上部に、スクリーンの前を通った大型車のサイドミラーが当たったとみられる跡がある。
町はポールに蛍光テープを貼って視認性を高めた。
同課の職員は「道幅が狭く、大型車がすれ違うのもやっと。運転者は注意するか、できれば迂回してほしい」と話した。